総合格闘技ゲームとは

ボクシングゲームならパンチを、キックボクシングのゲームならキックとパンチを、組み技のゲーム（ほとんど例が無いかな？）なら組み技を面白がる、それぞれ確固とした面白がるべきテーマがあると思います。では、総合格闘技のゲームはどこを面白がるものなのだろうか？自分が思い当たるのはそれぞれの「際」の技術やかけひきの部分。打撃と組み技の間にこそ総合格闘技の面白さがあり、これはそのまま競技としての面白さとも関係しているように思える。（皆さんは総合格闘技の魅力、総合格闘技ゲームの魅力はどんなものだと思いますか？）

また総合格闘技のゲームは格闘ゲーム（スト２や、バーチャ）というよりはプロレスゲームの系譜にあるものではないかという気がする。実際の競技としては成熟しつつある総合格闘技だが、ゲームとしてはまだ発展途上のジャンルと言える。そうすると総合格闘技のゲームを作るということはまるでプロレスを格闘技にしようとしていこうとしたＵＷＦに似ているのかもしれない。薄暗いジムで彼らが信じた理想の向こう側にリングスやパンクラス、プライドがあったように、自分の思い描く、そして多くの人が認めてくれるゲームがあって欲しい。

急所を学ぶ

急所に関する分かりやすい動画を見つけました。これと前に紹介した「満腹ボクサー徳川。」に出てくるエコノミーラインは打撃をゲームとして再現するのに良い資料だと思います。動画に出てくる「肩への突き」を試しにやってましたが効きますね～、イテテ。裸拳じゃないと使えない技術だと思いますがこういう技術にも注目したいですね。オープンフィンガーグローブだったら一本拳が使えそうな気がしますがどうなんでしょう？

『倒すための急所を知ろう』①

『倒すための急所を知ろう』②

『練習方法とテクニック』

急所について調べていたら見つけたものを載せておきます。
この急所柔術は少林寺拳法の圧法などに近いものだと思いますが、この技術が今後の総合格闘技に革命をもたらすのではないかと密かに期待してます。
急所柔術（Kyusho Jujitsu）
水中でも戦ってるのが面白くもあり、技術への探究心に驚かされます。水中で使える技術という視点は面白いと思う、打撃や投げは威力が半減しそうですよね。合気とかどうなんだろう？（あと、合気は動物に入るのか知りたい）

SARC Kyusho Aquacombat
道場でタックルの真似事してたら、一度だけ喰らった（教えていただいた）事があります。
少林寺拳法　～秘伝　羅漢圧法～

急所や動きの要所を見極める動きが興味深い。システマも総合格闘技に新しいムーブメントを起こして欲しい。そういった新しさはグレイシー柔術が出てくる前後のような盛り上がりを作る可能性があると思います。
システマ　マスターズ・イン・ジャパン　セミナー　その１

おもしろ動画６

まさに「感謝の正拳突き」
沖縄の空手 「正拳」 技を極める～正拳突き～　新里勝彦教授

いつか人間のような動きをするロボットが現れるのかな。
ロボット正拳突き

立ち間接が多いのは多人数に踏みつけられるのを想定してるからだろうか。回転系の技が多いのも複数の敵を視認するためだったりして。中国拳法は一対一を想定してないイメージが個人的にある。
擒拿（関節技）　岳家散手

なんか魁!!クロマティ高校の「プータン」を彷彿とさせる雰囲気。
DREAM.1　永田克彦vsアルトゥール・ウマハノフ　煽りＶ

一時期、関根勉が推してた人。基本が出来ないから小細工を技に昇華するという逆転の発想は良いな～。確か福祉関係の仕事について引退してしまったらしい。
【エセヤノタク】梅木繁之　HL【突然変異】

華麗な動きが凄い。飛び技は時折、格闘技以上に危険な怪我をしかねないので見ていて怖い。人を楽しませるためにこんなに大きなリスクを背負えるのは勇敢だ。
杉卓也　ルチャ技集

映画には魔裟斗も出演するようです。漫画の続きが読みたい！
軍鶏

後半、ミノワマンさんが登場します。ゆでたまごの二人がまるでプロレスラーのようにお互いを称え合うシーンが良い。
ゆでたまごの「キン肉マン伝説」(1/2)
ゆでたまごの「キン肉マン伝説」(2/2)

御意見無用と満腹ボクサー徳川。

最近、セがサターンの「御意見無用」というゲームと「満腹ボクサー徳川。」という漫画を手に入れました。
「御意見無用」はバーチャファイターの鉄人として名を馳せた新宿ジャッキー、池袋サラ、ブンブン丸、柏ジェフリー達が企画・制作・監修をしたゲームというもので、格闘ゲームをやり込んだ彼らの理想のシステムを追及したゲームなのだそうです。どうやらＰＳ２に「御意見無用２」があるのでわざわざ１を買う必要があったかというと少し後悔してしまいそうですが最初の作品には彼らの「思い」が詰まってると思うのでその辺をプレイしながら感じ取れれば有意義なのではないかと考えてます。
御意見無用
御意見無用２（ＣＰＵ戦）


「満腹ボクサー徳川。」は日本人のボクサーが「骨格」や「筋力」の差という大きな壁（ＤＮＡ）にあえて挑戦しヘビー級を目指すというストーリーで、栄養や筋肉の作り方の説明やエコノミーラインというパンチの軌道の解説が興味深いです。打撃系格闘技のボクシングで活躍するのは競技人口の問題も大きいかもしれませんね。ただでさえ体が大きい人が少なく、運動能力が高いという条件を満たしても「野球」や「柔道」、または「相撲」などに進んでいくのがほとんどだと思います。またボクシングは他の格闘技に比べても頭にダメージを受けることがルール上多くなりリスクも小さくは無いという点もあるのかもしれないですね。でも、そんな極めて難しい条件下でそれに挑戦するというのは興味を持たざるを得ない。

モーションとヘブン

引き続きモーションを調整してます。調整は時間をかけるほど良くはなっていくのですが、気がつくと結構時間が経っているのである程度の線引きをしてゲーム作りをしていかないといけませんね。あと、寝技とは別にグランド状態での動きをもう一つ二つ作ってます。それが出来たら撮影してＨＰに載せる予定です。ちなみに「技」とは別の仕草のような動きは分かりづらい部分があって難しいですね。

同じ資料や映像を見て作業してるとちょっと気が滅入って来たりするのですが、むしろそこに「ヘブン」が見れるくらいじゃないとダメだ！と自分に言い聞かせました。日々是ヘブン。