試合の感想

フライ級タイトル戦
今回のチャレンジャーは身長が一番軽い階級でも低く、ランキングや中国というボクシングの発展途上の国であることから、そんなに苦戦することは無いと思っていたら予想を反しての苦戦。
身長が無い分、筋肉全快で攻撃力が凄かった。ガッチリした体とキャリアが長くないのもダウンされ難さに影響しているような印象だった。チャンピオンのフェイントを駆使した攻撃や回避に対して、チャレンジャーがお構いなしに攻撃を合わせていったのが、チャンピオン流のボクシングのリズムを狂わしていった様な感じがした。

DREAM.9
ボブ・サップｖｓミノワマン
試合後のコメントで技名を問われて「フロント逆、いや、フロント逆エビ固めで。」と答えたのに「アキレス腱固め」と書かれていてウケた。
川尻　達也ｖｓＪ．Ｚ．カルバン
カルバンのフロントチョークが速くて危ない感じもしたけど、スタンドでもグランドでも圧倒されていたのが印象的だった。川尻ｖｓ魔裟斗あるなら楽しみかも。
所　英男ｖｓエイブル・カラム
序盤に所の三角締めがかなり良い感じに入っているのに相手が耐え切ったのが凄かった。何であんなに耐えられるのだろうか？目まぐるしい展開の試合で面白かった。願わくばヴォルク・ハン先生のようなキックを取られてからのヒールホールドなんかを見せてくれると、往年のファンも映像を思い浮かべて喜ぶと思うんだけど・・・なかなか難しいかな？最後の技は何かのＴＶ番組で前田の師匠が「俺ならこういう技をつかう！」って言って伝授していた技のようにも見えた。
山本“ＫＩＤ”徳郁ｖｓジョー・ウォーレン
KIDのファイトスタイルがムエタイスタイルになっていたのが印象的だった。相手がレスリング系だったということもあるだろうけど、桜庭がシュートボクセスタイルになったような感じで武器を変えたのだろうか？あと、キックを多様するとテイクダウンされて下になることも多くなると思うので、下から攻撃がないと押さえ込まれる展開が続いてしまうと思った。途中、横にパンチを出す動作をしていたのが内藤のフェイントの様だった。

過去の映像や煽りＶＴＲも大事なんだろうけど、もっと試合を見せて欲しいものです。